高塚　智人

高校2年生の頃、同じ趣味の友人の前で、アニメの声真似をやっていたら、「声を出すのが好きなら声優を目指してみたら？」と言われ「声優」を意識した。 親も夢を応援してくれたので、自分で調べて、その年には高校に通いながら、夜間で声優を学べる学校に入学していた。その夜間の学校では、厳しい先生に学ばせてもらい、これから先いろんな意見をもらうだろうけど「自分がいい」と思うことだけ吸収しろ、と言われた。

高校卒業後、専門学校に通っていたが、その学校では卒業後の進路を決めるオーディションがあり、たくさんのプロダクションがきて、「所属」か否かを決めるものだった。 そのオーディションで選んでもらって、所属になるというビジョンがあったが、一切声がかからなかった。これまで根拠のない自信があったが、初めて現実を知ったという。 その後、そのオーディションで高塚を見ていてたゆーりんプロから連絡をもらって、もう一度オーディションのチャンスをもらう。
初めてのスタジオオーディションでアイドルマスターSideMの渡辺みのり役を射止める。同期は皆アニメやゲームで少しずつ仕事をしていたが、焦りはなかった。絶対、大きな役でデビューしてやると思っていたという。